カーブ時のステアリング操作

始めのうちは、手を1回動かすごとに「ワン」「ツウ」と声をかけてみるのもよい
だろう。普通のクルマは、ステアリングのロックトゥロックが4回転以下だから、
片側で2回転以下。つまり、直進から4回手を動かすとフルロックということになる。

次に、いつでも直進状態に戻せること。これもどれくらい切っているのかわか
るのと関連しているが、「1」「2」「3」まで切っていれば、また「1」「2」「3」と戻
せば直進に戻るわけだ。限界を超えてしまったクルマを立て直すには、
動きを見る前に対処しなければならないから、直進に戻したいと思ったときに頭でいちいち考えずに戻せる必要がある。

ワインディングロードに、よく蛇行したブラックマークが残っている。
ちょっと腕に自信のあるドライバーだったら、お尻が滑り出したとき、カウンターステアを当てることはできるかもしれない。
しかし、本当に難しいのはそのカウンターステアを当てすぎてクルマが逆に滑り出したときだ。このときのクルマの動きはかなり速い。
正しいステアリング操作を覚えていなくては、とうてい対処できない。そのため。あのようなブラックマークが残ってしまったのだ。

この切り方は、さらに3つの特徴を持っている。

ひとつ目は体を安定させることができること。それは切り初めに押す(右に切る場合、左手で押している)という作業があるからだ。
右に押すと同時に、少し前方にも押している。これによってカーブの進入時に体をシートに押さえつけることができるわけだ。
ふたつ目は一度に大きく切れるということ。迎えにいったり、ちょこちょこと送ったりという手の動きがない。直進から片手で一度に240度も回せる。
3つ目は手応えがよくわかるということ。切り始めに押すことにより、どういう路面状態かがつかみやすい。
ステアリングフィールは引くより押す方がわかりやすいのだ。とことん車が好きなら→こちらから、こころゆくまでお楽しみください。

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